映画「僕の初恋を君に捧ぐ」感想。映画と主題歌の素敵な関係性
「花のち晴れ」を観ていたら、井上真央ちゃんが懐かしくなって、観ちゃいました。
僕の初恋をキミに捧ぐ スタンダード・エディション [DVD]
- 出版社/メーカー: バップ
- 発売日: 2010/04/21
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ほぼ観終わった時点での
原作を知っている私の
この映画の感想は主に以下3点で構成されていて
(マウスで描くの難しすぎる)
「泣ける」と聞いていたものの
「結果知ってるし、この程度で泣く私じゃないわ」となぜか冷めた目で見てたため、誰がどうなろうが泣けなかったのですが、
ラストのラストの本当にラスト
私に不意打ちしてきた人物がいるんですよ。
おかげさまで泣いちゃったじゃないですか?
どうしてくれるんですかね。
平井堅よ。
はい、つまり、主題歌です。
エンドロールの主題歌にやられました。
「さよなら」から始まるサビに、バカじゃないの私?って思うくらい泣きました。
さよなら、ありがとう、好きだよ
ってきて、最後に「バカだな」と歌っちゃう平井堅の歌詞力凄くないですか。
だって「バカだな」ですよ?愛おしさですか。愛おしさが溢れちゃってますか。愛おしさと切なさと心強さですか。最強じゃないですか。
違う曲でいうと「私のお墓の前で泣かないでください」と同じ意味だと思うんですよ。それを、「泣くなよ、バカだな」ですよ。「私のお墓の前で泣かないでください」も直球でシンプルで好きなんですけど、「泣くなよ、バカだな」の壮大にシンプルで、想像してしまうイメージ映像のキラキラ感がすんごく素敵だと思うんです。語彙力ないのが悔しいくらいです。
何も調べてはいないので、想像でしかないんですけど、
平井堅は、この映画の台本もしくは原作の漫画を読んで、この歌を作ったんだと思うんですよ。ここまで映画の世界にぴったりの歌を作れることに羨ましいを通り越して、尊敬したし、CD買おうかと思ったし、Youtubeで平井堅の曲聞きまくちゃったし、もはや数日でファンですよ。
どうしてくれようか平井堅。
主題歌に感動した映画はこれが初めてじゃなくて、「永遠の0」という名作が最初で、この作品が記念すべき2作目なんですが。結構映画観てるのにまだ2作しか出会えてなくて、自分の好き嫌いの強さにビックリしているんですが。エンドロールが良いと「観て良かったな」と思う気持ちが上がるんですよね。映画館とかでエンドロールで帰っちゃう人いるけど、あれ勿体無いと思いますもん。ほんと勿体無い。エンドロールでNGシーン出したり、名探偵コナンみたいにエンドロールの最後に「その後のちょっと」を入れてくれる映画もあるわけじゃないですか。全世界のエンドロール中に帰る派の人は1回ちゃんと最後まで観た方がいいですよ。本当に。お節介じゃなくて。本当に勿体無い。
映画は「総合美術」だと思って観てる私は、音楽を作れる人も映画を作れる人も尊敬しかしてません。音楽と映画って作り方って違うじゃないですか。どっちも作ったことないので、詳しくはわからないんですけど、多分、頭の使うところとか色々違うと思うんです。なのに、どっちもどっちの邪魔にならないで、映画の景色や内容にぴったり当てはまってしまうのを観て聴いてしまうと、この映画も音楽も作り出せる時代に生まれたことに感謝してしまうほどで。
いやもうほんとなんで作れるんだろう。すごい。
いやもう本当にありがとう。